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2016/02/14

春を待つこの季節に Ⅰ

春季療法って聞いた事ありますか?
"ヨーロッパなどで、冬から春先にかけてハーブなどを使って行う健康法の一つ" で、
ハーブの勉強してたら必ず出てきます。身体をリセットするために行うようですね。
春に向けて花粉症対策や解毒(冬の間に貯まった毒素などを体外に排出; デトックス)をして備えようという事ですね。

お薦めはまず ネトル。西洋イラクサです。この濃い緑が効きそう!各論はコチラで。
血液をキレイにしてくれて(浄血作用)、尿酸を出したり、鉄分もビタミンも補給できる。
これ義兄にぜひ試してもらわなきゃと、ブレンドを考え中です。
ハーブは即効性はありません。薬ではないので。でも気長に使って体質改善をしたいです。
ヒスタミンも含まれており、その抗アレルギー作用で、花粉症にも効果を発揮。そのほか、ぜんそくなどの症状の緩和にも。エルダーフラワー と同じく、春季療法には欠かせませんね。


エルダーフラワーは、とにかく風邪の初期症に有効。フラボノイドが作用し、粘液を浄化して呼吸器の気道をきれいにしてくれます。鼻炎や花粉症などのカタル症状(鼻水・鼻づまりなど)も緩和してくれる。そして何より発汗作用があり、
体内に溜まった毒素の排出を助けてくれます。



エルダーフラワー: Elder flower
和名: せいようにわとこ
学名: Sambucus nigra
すいかずら科 ニワトコ属 落葉低木
抗カタル/去痰/発汗促進/保温/利尿/抗アレルギー 
インフルエンザや風邪、カタル症状の緩和、花粉症の緩和
外用として、目の痛み、皮膚炎、口内炎、軽い傷、シワ、シミ、吹き出物にも。

風邪ブレンドは… エルダー2 エキナセア1 : 生姜少し 身体ホカホカしてきますよ。
花粉症には     … ネトル1 : エルダー2 : ロースヒップ1(ローズヒップで更にVC up!)

ペパーミントカモミールも良く合います。
ミントは、ますそのすっきりした香りは、花粉症の不快感を吹き飛ばしてくれ、鼻づまりを良くして呼吸を楽にしてくれます。ちょっと眠気があるときにもいいですね。
カモミールは、目や喉の粘膜などがムズムズかゆくなる症状を和らげる働きがあります。ちょっとイライラする症状時にリラックスするためにも。
ペパーミント 各論はコチラで。


カモミール、カモマイル( ジャーマン・カモミール)
英名: chamomile  学名: Matricaria recutita キク科 シカギク属
ギリシャ語で「大地のリンゴ」
鎮静/抗炎症/抗痙攣/発汗/健胃/抗菌/殺菌/利尿/発汗など
茶剤の蒸気を吸入すると、花粉症や鼻づまりの症状が軽くなります。
胃の粘膜を修復して丈夫にし、消化機能を正常な状態に整えてくれる作用あり。
過敏性腸症候群や胃潰瘍など、ストレスからくる症状にも効果的。
また、心身をリラックスさせる効果があり、夜寝る前にカモミールティーを飲むと
安眠効果も。牛乳・豆乳で煮だしても美味しい。
(★ローマンカモミール もありますが、また次回に)

[ 製剤記録 ]
・花粉症用クリーム...白色ワセリン(今回は特別使用。不純物は入ってないものを)、
               精油)ティートリー、ユーカリ、ペパーミント等と混和し鼻の入口
               に塗布。白色ワセリンは花粉をブロックしてくれる役目。
               ★通常は基材としても使用しません
               精油は殺菌/消臭効果など。
               水と混和してマスクにスプレーしてもよい。
・花粉症や風邪用ブレンド茶剤 上記ご参照ください。