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2013/11/18

南インド料理を食べる会 昼の部

South Indian meals for lacto-vegetarian
とらさんが作るスパイシーで優しい南インド料理の会に参加しました。
とにかくスパイスを勉強したいのと、南インドのハーブ類にも惹かれていたので。

今回昼・夜通しで参加し、昼はベジタリアンメニュー、、、といってもヨーグルトを使うのでラクト・ベジタリアン向きですかね。インドにはこの手のベジタリアンが多いと聞きます。乳製品は重要なタンパク源でもありますよね。調理から見たい人は参加してよいとの事で、大はりきりで朝10時から夜10時近くまでどっぷり浸かってきました!

  
とらさんがお持込の調味料の数々。
ダル類や野菜、スパイスなど福岡ではお目にかかれないものも多数。          
 野菜類は切ったり、刻んだり 奥から2番目右は青バナナ
          ダル(豆)類を多用 ナッツを使ったものはコルマと云われるペースト
                   カレーリーフ ぜひ自宅で栽培してみたいな
        油にカレーリーフ、唐辛子、ダル、マスタードシードを入れ香りを引き出す
 これは挽いた豆から作るワダ: VADA 揚げたてすごく美味!甘くない食事用のドーナッツ
   右端上はルビースープ。
ビーツや大根、アスパラから取ってて、すごくキレイなルビー色!
アーユルヴェーダのスープだそうで、解毒&緩下作用があるとの事。
上段右から2番目はサンバル。ドラムスティックという野菜が入っています。 
コチラのインドの野菜辞典からどうぞ!
コリアンダーをちらして食べました。もち右手で! 
ごはんもおかわりしてお腹いっぱいでしたが、ちゃんと6時間後にはお腹へってきたのが不思議。多少油は使うものの、野菜が95%のヘルシーミールスでした。
ヨーグルトを使ったものが3品ほど。
時々噛んでいただく唐辛子: カードチリ(主催者さんの「趣味はインド料理」のブログより)の
刺激が加わり、お腹が温かくなる料理の数々でした。
こちら昼のメニュー ティーまで入れると17種類
  南インド料理のこのような食事形態は正餐: ミールス と呼ばれ、
バナナの葉を皿がわりにし、各料理を盛り付けて、手で混ぜて食べます。
咀嚼する前に、まぜまぜして食べるのが正式だそう。
夜の部 へつづきます
 

2013/11/12

太陽ト 水ト 土地ト 生物ノ 恵み 藤井農園へ

いつもお世話になってるVege Garden の店主Nさんに誘われて、初めての藤井農園へ。
藤井さんは、佐賀県鹿島の地で有機野菜づくりを始めてもう10年以上とのこと。

いつも美味しく野菜をいただいていて、お話も聞いた事あったけど、
実際に訪れたのは今回が初めて。
自然農・不耕起栽培で野菜他を育てていらっしゃる。雑草もそのまま、
そして耕すこともしないそう。微生物やミミズが育ち、わらで保温して、、
サラサラでふかふかの土。棒がスーッと1mくらいはいります。
↑ は、生姜だそうで 黄金色に輝いておりました
畑はながらかな斜面に面してて、以前はみかん畑だったとの事
色んなお話をしてくださった藤井さん。哲学者のようです。
自分は野菜づくりが生業だけれど、ほんとは皆さんに野菜を育てて欲しいとおっしゃっておられた。
きれいなカリフラワーが 真っ白!
遠くは佐賀平野 白石町辺り
 有明海を挟んで右側は大牟田
おやつに3種類の蒸し芋をご馳走になりました 温かい番茶と共に
Nさんの娘さんHちゃんとお孫ちゃん 6ケ月です beautiful mother and baby boy

2013/10/01

紫蘇の実が盛りです

ずいぶんご無沙汰しています。
仕事が忙しく、ハーブの特別講座にも参加出来なかった今日この頃ですがやっと一息。

母が急かすので、
ぷくっと実った紫蘇の実を摘み取り、指でバサーっとしばいて(笑)
何度かささっと洗う。
熱い湯にこれまたささっと
くぐらす。

玉子の薄焼き、
紅ショウガも用意
鯛の刺身、わが家は青魚も大好
きなので鯖も用意 
酢しめにしておく
(これは前の晩からね)

別に生姜を小さく小さく刻み冷めた寿司めしの中に両方入れ、なじませる。
小さ目のひょうたんの形の押し型に入れ、押し寿司にします。
祖母からの味。
父の母の料理は、2-30人を何度も一度にもてなしてきた風格があり、それでいておふくろ風の懐かしい味がします。
母がこの押し寿司で合格点を父からもらったのは、父が亡くなる数年前と言っていたのでお互い60代になってからだったんなぁと(笑)

母はその後、鰹節をたっぷり入れた「紫蘇の実のつくだに」も作ってました。
おにぎりに入れると絶品です。

紫蘇は抗酸化力の高い植物。
その実はよく刺身のつまなどで見にすることあると思いますが、殺菌効果が高いからなんですね~ 他に去痰(痰を切る)、便秘改善などにも役立つんですよ。
コチラもご参考に! 

紫蘇は大好きで、ジェノベーゼ(ホントはバジルでつくるのにね)もこれで作ってしまいます!
夏は、赤紫蘇のコーディアルを友人が差し入れしてくれ、この猛暑、激務を乗り切れました。

これからの季節も大活躍してくれそうです。


2013/06/05

早めに虫よけ対策

2週間ほど前、夜中になんとムカデの攻撃というか、手の甲に乗っていたという事態と出くわしました(幸い刺されずにすみましたが)。最初首に違和感を覚え、手で払いのけた模様で、そのまま腕伝いに手まで下りてきたようです(大汗)。

翌朝、某メーカーの煙の出る市販駆除剤を炊いて、あとは家人に任せそのまま出張に出かけました。たまたま戸棚の下に一缶あり使ってしまいましたが(焦ってしまい)、本来ならば出来るだけ化学製品は使わず、害虫の駆除は行いたいもの。
ひいではそれらの害虫を食す、ムカデのような虫も遠ざけるのが狙いです。
庭に出ればもう蚊の猛攻に遭ってしまい、、、困ったものです。
痒みって少しイライラしてしまいます(^_^;)

まずは、ディフューザーで精油を拡散、散布します。
それと虫よけスプレー、、、
自分の肌に直接塗布するものと、カーテンや窓などに塗布するもの2種作ります。

作り方は種々あるようですが
忌避効果、、、虫を遠ざける効果ですが、それがあるものは
シトロネラ(写真左)
ユーカリ・レモンユーカリ(ユーカリ・シトリオドラ)
レモングラス(写真右)
ラベンダー
ゼラニウム等がメジャー、、
ドライハーブや精油を使ったりして作ります。

アジア諸国ではお馴染みのシトロネラ。このスキッとした香りは大好きです。
イネ科のハーブでレモングラスによく似てますね。
どちらも植物が自分自身を守るために作り出し、発揮、拡散、発散する成分で、その作用を利用しています。意外と強烈だったりします。

タイではシトロネラを多用すると聞きました。
シトロネラには虫の忌避効果を持った成分が50パーセント近く入っているだけでなく、抗炎症作用や抗感染作用も含まれています。

シトロネラ
学名: Cymbopogon nardus

英名: Citronella
イネ科/使用部位: 葉
レモンに似たほのかな甘い香り 
抗うつ作用などにより、疲れて元気がなくなった時などに明るい気分へと導く作用あり。
リフレッシュ感もある。運転、仕事、勉強の前など、頭をすっきりとさせて集中したいときに◎
鎮痛作用があり、頭痛などの改善にも。
抗菌作用で、風邪やインフルエンザ等の感染予防としてもおすすめ。
虫よけとして、特に蚊に対して効果を発揮するとされるが、その他害虫(ノミやダニ、蛾、ハエ)にも。 *皮膚を刺激する場合があるので、精油などで使用の際は低濃度で使用すること。

2013/05/27

夏は特に生バジルかな

これはバジルケーキではありません!
甥が来たので、定番のバナナブレッドを焼きまして、色がきれいだったのでバジルをのせただけです。この色、香り、特に夏はたまりません!
今年は種から育てたので、ひとしおです。
アブラムシが付き始める前に青々と繁った葉は摘み取り、
ジェノベーゼを作りたいと思います。
最近は、木綿豆腐を水切し、1cm弱にスライスし、トマトと交互に並べ、塩・胡椒少々、そしてバジルをたくさんのせて、Extra Virgin のオリーブオイルを垂らして食べたら、、、あらら不思議、モッツァレラチーズが無くてもぜんぜん遜色なく、美味しい一品が出来ます。

バジルの作用などはココでご確認ください。

2013/05/23

香水の原型 ハンガリアン・ウォーター

「若返りの水」としてあまりにも有名ですね。
必ず入っているのは、ローズマリーですが、そのレシピも何百もあると聞きます。

14世紀頃の欧州では、それは単なる香水、化粧水だけでなく、
治療薬としても使用されていたそうです。
なんせ若返り=Rマリーというくらい天然の抗酸化成分のポリフェノールの含有量がとっても高く、抗酸化に有効なハーブの代表として知られています。それとどの肌にも合い、皮膚の再生を促すローズも忘れてはなりません。       
 



← は少し前に作った一例。                  ハーブで作っています。 

ローズマリー、ローズ、                     スペアミント、レモンピール、                  ローズウォーター(芳香蒸留水)、                アルコール、、といったレシピです。                色的には横にあるローズに負けております         が、香りは半端なく、、うっとりです。                  これも日に1回振って成分を抽出させ、              冷暗所で1ケ月位で完成です。

最近アロマの方の勉強も更にしているので、今回は精油を使うレシピで作ってみました。
使った精油は、ローズマリー、ローズ、ペパーミント、レモン、オレンジ
ウオッカとエタノールに加えました。もう、、ホントにまたまたうっとりな香りです。
1ケ月後、、、楽しみにお待ちください。
 
その効能として、、神経症、リウマチ、血栓、食欲不振、消化不良、肝臓病などまさに万能薬として使われていた歴史がありますね。
リューマチに悩むハンガリー王妃エルジェーベト(エリザベートとも呼ぶらしいです)の為に作られたと云われてますが、その伝説も諸説あるようですね。
  
←は、王妃の娘のマリア王女、、、と云われてる方              イメージつかむために貼ってみました。  

いつの時代も、女性は美しさと若さを願うのですね。
それにまつわる、血なまぐさい伝説も多数ある時代です。
そういう歴史も紐解きながら、、
その時代に思いを寄せるのも楽しいものです。

その芳香と共に、皮膚の奥深くに入り込んで、老化を防ごうとしてくれる美容効果の高い植物の力を信じてみようと思います。

2013/05/17

サティシュ・クマールさん; 今、ここにある未来

インド出身、
思想家であり、環境活動家のサティシュ・クマールさんが福岡にお越しになられるという事で、これは聞きのがしたくないなと思い参加、、、4月の最初の頃でした。

彼は幼い頃出家し修行僧になった後、ガンジーの教えを学び還俗し、現在はイギリスで活動されています。豊かな自然と特にお母様からの愛とに満ちた環境でお育ちになり、何からのメッセージを発する者としての役割をお持ちだったような気がします。

今回は、NGOナマケモノ倶楽部が招聘し、Be the Cange Tour として日本全国を回られ、多忙を極めているのに、とっても穏やかで、いらっしゃるだけで和む雰囲気をお持ちの方でした。福岡会場も御多分洩れず、熱気ある中で始まりました。

彼は難しい事はおっしゃってません。が、普段「こうなったらいいな、とか、こういう風に日々を過ごせたらいいな」と思う事を判りやすい言葉に interprete=解釈・翻訳 してくれて伝えてくださいます。

大事なものとして、"3S=Soil, Soul, Society" 
Soil まずは土。土を感じ、地球を感じて日々を過ごす。ウォーキングや散歩が日常の私はこの意味よく判るのですが、自分が生まれたMother Nature ... 母なる自然を敬い、その鼓動を感じながら生きる。 
そんな日々が Soul 心。魂。を育んでくれる。耕してくれる。充分に水分も栄養分も得たsoul は、Society 社会を変えていく力をもつ。そしてその動きが人々を動かす。

人間として、とっても当たり前の事ですが、改めて考えると、、忘れがちな事も多いなと思い、これから益々自然を感じる暮らしに、日々近づいていけたらと思います。


 


早速、サティシュ氏が責任編集を務めておられる Resurgence誌 を定期購買。
エコロジーと文化、アートの専門誌。バックナンバーも一緒に送られてきましたby ship !
 暮らしに役立つヒントや自分の知らない世界も見えてきそうでワクワクしています。



 今では、イギリスで数多くの環境や精神、教育活動を支える先覚者的な存在という事で、彼が設立した学校 シューマッハ・カレッジ=schumacher college に、私もそのうち、短期間でも参加してみたいなぁと。きっと自分を見つめなおす時間が持てることでしょう。

学校はイギリス南西部、ケルト人が多く住むと言われるデヴォン州 (county of Devon, Devon county) とう温暖で自然いっぱいのエリアです。数々のプログラムやリトリート等が組まれてあります。
余談ですが、Dvonは酪農も盛んで、リッチなミルクからつくられるクロテッドクリームでも有名ですね。


by.Y.Ueno
たくさんお話してくださったサティシュ
さんと今回通訳として一緒に檀上に
立たれた辻信一さん、、
この企画の立ち上げ人でもあります。
インドでグル=Guru とは、指導者、
師匠、尊敬すべき人(サンスクリット語)
を指しますが、
辻さんは私のグルなので、
サティシュさんは Grand Guru です、、と申し上げたところ、笑ってくださったのが嬉しかったな。

上映された、映画「サティシュ・クマールの今、ここにある未来 with 辻信一」 、未来を作るたくさんの子ども達に見てもらいたいと思いました。

2013/04/25

いつも大人気のラベンダー

もう何度もラベンダーのチンキは製剤していますが、
あっという間になくなってしまいます。
特に、出張の時は必ず1本、、、と、
友人達(それもNice Middle な殿方たちですよ)から頼まれます。

普段のスキンローションとして/
空気清浄/
気分を鎮めたい時/
時差ボケ 
などへ
絶大な威力を発揮してくれる
と、私も頼りにしっぱなし
、、、もうすぐ新しい仕事も始まり
緊張したり、ストレスも感じそうだったら
前もって必ず小さなスプレーに作ります。
先日、
ある専門家チームとの勉強会によばれ、
ハーブを使った飲み物(ティーやコーディアルなど)についてとその作用などについてお話させていただきました。
この勉強会、これでもう4回目の参加だけれど、思ったより、それ以上にハーブ等の作用を信じてくださっていて、ありがたい限り。

庭の草も一雨ごとに勢いを増しています。
どくだみとよもぎはこの季節に収穫予定です。

花も咲きだしました。
牡丹がすごく大きく咲きました。
シャクヤクとの違いが未だによく判らない私です。

2013/03/28

髪も体も つばき油

ヘアケアで有名な椿油ですが、今年の冬はボディ、フェイシャル用にと大活躍でした。

産地も、東京の伊豆大島諸島、長崎の五島列島、鹿児島の桜島と色々あるようです。
私はずっと五島産のを愛用。でもこだわりはなく、切れたらたまたま五島の椿油とまた再会する、、、といった具合です。
実際は写真よりも、もう少し黄色がかってます。
2-3滴を手に取ってシャンプー後の髪にすり込みます。
また風呂上りに顔のお手入れの時も。
これ驚くほど次の朝のしっとり感があります。

フェイシャルに使い始めた理由は、歌舞伎役者さんがドーランをぬる前に椿油を使うって聞いたから。肌を柔らかくする作用もあり、人の肌によくなじむオレイン酸が80%も含まれていて保湿もしてくれるありがたい油。
私にはとっても合ってます。


椿 油(つばきあぶら)Camelia oil 
学名: Camelia japonica
和名: ヤブツバキ
ツバキ科/使用部位: 種子
植物性油脂 酸化されにくいオレイン酸を多く含む。
シミ予防・肌荒れ・乾燥肌・フケ対策・美肌・日焼け予防など。
サポニンという成分の効能で殺菌効果あるためニキビ対策にも。馴染みやすく肌に潤いを与えてくれ、保湿機能があるセラミドの働きを助けるという効果があるため潤いが持続する。

2013/03/25

すでに初夏の沖縄へ

突然決めて行ってきました。駆け足のウィークエンド旅。

暖かいというよりは時折汗ばむほでした。
久しぶりにお昼はスローフードレストラン「やさい畑」へ。空港からすぐ南下。
南風原のサトウキビ等の畑の真ん中にあります。初めて訪れてからもう7-8年近くたつかも。

今回、店主のお母さんのお顔は見れなかったのが残念だけど、相変わらずの美味しさ。安心感。写真は紅イモを練ったものと季節野菜の天ぷら。私は沖縄そば定食。豚の三枚肉の煮込みと緑の野菜たっぷり。
庭でたくさん育ててらっしゃる、レモングラスやミント等は、お料理にもお茶にも使ってあり、たくさん食べてもなぜかお腹はすっきりのお食事処。おすすめです。
子どもさん連れでも安心。たくさん子ども達いましたよ。
 
ここのお母さんは、沖縄出身の美術家、照屋勇賢さんのお母様でもあります。以前伺った時、自然観察指導員/環境庁環境カウンセラーもされていると聞きました。彼の作品には少なからずお母様から教わった自然の大切さが表されているようです。お母様の自然に対するフィロソフィー、、、ぜひいつかお話聞いてみたいものです。
コチラの記事にお母様との事が載ってます。育った環境って大切ですよね。
 
今回はあまりたくさんのところには行けず、、、。

 コザ(沖縄市)で人と会い、
金武(キン)で写真を撮りました。
米軍海兵隊: Camp Hansen ゲート沿い
の花がきれいだったので。

 無邪気に風にそよそよと咲いてました。


ちなみに基地のゲートはこんな感じ 若い兵隊君たちがたくさん歩いてました。
ずっと平和が続きますように、、と 願わずにはいられません。

2013/03/01

夜のお手入れ用…のハンドクリーム

ハンドクリームを作ってみました。前述したとおり、庭師の友人のために。
イメージは、お風呂上りにすり込んでもらいたいっていう感じです。

実験的に作ったので、今回は
・ マカデミアナッツ油に、、
 ハーブ)カレンデュラ、St.John's Wort の2種類のハーブを浸出させたオイル。
・ ココアバター
・ 精油)パルマローザ、ローズウッド、ゼラニウム

チューブのような容器に入れ、割合柔らかめのクリームに仕上がりました。
いい乳化剤に出会えてないので、入れてません。
なので、手に取って体温でなじむとオイルとなり
多少脂っぽい感触が最初あるかもしれません。
が、よーーく揉み込むとなじみ、サラッとしてます。
精油の香りに包まれるのでアロマテラピー効果もバッチリです。
カレンデュラセントジョンズワート の2つのハーブはリップクリーム作りにも
頻繁に登場するハーブなので、その作用はご確認ください。
今回は精油について記しておきます。
3つの精油に共通なので、どれも気持ちを持ち上げる助けをしてくれるところ。
それでいて、美容にも役だってくれる(いずれも保湿や抗菌、肌をやわらかくしたりもする)。
まさに一石二鳥以上です。
 
 
パルマローザ Palmarosa
学名: Cymbopogon martini  
イネ科/水蒸気蒸留法/使用部位: 葉/ノート: トップ/ エキゾチック系
キゾチック系の甘いフローラル系の香り。心配や不安な心を落ち着かせ気持ちを明るくしてくれる。美容作用として、ローズにも含まれている「ゲラニオール」が、スキンケアに向いていて、肌の水分バランスの調整し、潤いのあるキメの整ったお肌へと導く。
 
ローズウッド Rosewood
学名: Aniba rosaeodora
クスノキ科/水蒸気蒸留法/使用部位: 木/ノート: トップ/ 樹木系
精神的な疲労を取り除き、落ち込んだ心を改善してくれる(更年期の発汗異常などには足浴など効果的)。乾燥肌、敏感肌、老化してシワのある肌へも良くなじむ。
 
ゼラニウム Geranium
学名: Pelargonium graveolens
フロウソウ科/水蒸気蒸留法/使用部位: 葉・茎/ノート: ミドル/ フローラル系
お肌だけでなく、心、身体など、全てのバランスを整える(肌の場合は皮脂調整)。
むくみの解消、婦人科系の不調時にも。 

2013/02/18

自然な香りをまとう

たのまれていたコロンを調合して熟成させています。
今回は最も軽い香りのオーデ・コロン
 → オードトワレ → パルファンドトワレ → 香水 と濃度が上がり香りも強くなります。

植物の芳香物質であるエッセンシャルオイル(精油)。でもいわゆる油ではなく、それぞれの植物から少しづつ作られた大事な物質で、それぞれに機能を有しています。

香りの調合する際は 「ノート」へ分類されたのを見ると、香りの揮発の長さによってその余韻を想像する事が出来ますね。
この「ノート」は、19世紀にフランスの調香師が分類したそうですが、大きく分けて
Top(トップ)、Middle(ミドル)、Base(ベース)の3つに分類されます。揮発の早いのからトップで、香りの長く残るものがベースという風になります。

今回は、好きな香りのリクエストがあったので
Base・・・・ サンダルウッドとパチューリを少し
Middle ・・・・ フランキンセンス
Top ・・・・ Pミント、ラベンダー、ローズマリー

といった内容で、
樹木系、樹脂系、ハーブ系、フローラル系など
けっこうたくさんの要素が入っています。
調合したら、すぐ使うより、少し(せめて5日間)
は寝かせて香りを混和させるのが必要です。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 

私も普段は市販のコロンは付けませんが、自分で調合したこの軽めのコロンは、その時の体調や気分、行く場所によって使ったりしています。
今のお気に入りは深く甘い香りのベンゾインをベースにしたもの。寒いこの時期心が温かくなるような香りです。

2013/02/15

冬の手当

最近何人か方々から依頼されたクリームやローション等、製剤すべく研究しています。
Ⅰ. 庭師の友人(男性)からハンドクリーム
Ⅱ. フォーチュンセラピスト(女性)の友人からはオーデコロン
Ⅲ. フリーで英語塾をやっている友人(女性)からはやる気の出るエアフレッシュナー
Ⅳ. おやじと呼ばれるのが嫌なので、その対策用ローション(男性)

先日食事に行ったところ、ある若い方が最近あまり見ないしもやけになっていました。
20代の半ばなのに~! 血行が悪いのでしょうが、しもやけはなり易い人っていますよね。
肌の性質っていうのが関係してそうな気がします。小学校時代は私も足のしもやけに悩まされた事あったけれど、今思い返せば、、、現在よりもっと低温だったような気がします。
特に1月の寒さといったら、、、
取り急ぎ彼女には、
●ホホバオイル
●小麦胚芽油
●みつろう
●血行を促すローズマリーの精油
●抗菌力が高く、細胞の成長を刺激するラベンダーの精油
のクリームを作りました。ローマンカモミールの精油も加えたかったけどちょうど切らしていたので、、(痛みやかゆみを緩和します)

家で出来るお手当は、手浴かな
手首から先を湯に浸して血行を促す方法ですが、
足浴共にすごく効果的。
だいたい40℃くらいの湯がいいと云われていますが、血行促進するには湯→水→湯と入れたら効果的だけど、寒いので湯だけでも充分。ローズマリーやゼラニウムの精油を1-2滴たらすと更に効果的。

それ以外の製剤については、また追々リポートします。

2013/02/08

植物園主催の講座「ハーブの効用(Ⅲ)」に参加

福岡市植物園 が、いろんな講座や展示、観察会を開催しているのをご存知でしょうか?
イベントのページで告知・募集があってます。
先日、初めて参加してみました。
今回は、1000円の参加費(別に入園料が必要)、
講師はハーブコーディネーターの中原真澄さん。公共施設やいろんなところで、
こいうったワークショップ形式での会をされています。
気さくで、なんでも質問できる雰囲気をお持ちの方でした。

午後のひとときハーブの良い香りに包まれながら、こういった作り物をするっていいなぁ
 
参加は平日のお昼間なので必然的に少しelder なご婦人が多いように感じましたが、
若い方も、、、男性の姿もチラホラ
私は、大阪から戻ったその足で飛び込んだので両手に荷物~(笑)

今回は、◆発砲入浴剤 、◆塩麹ハーブ石鹸 にチャレンジ

入浴剤はバブと呼ばれるやつですね。今まで作った事無かったので嬉しかったです。
それも材料は家にあるものばかり、、、。ラベンダー、ひのき、ローズマリーの精油を入れた3種類のバブを作りました。
石鹸は、
こんなに簡単に作れるやり方もあるんだなと
これまた嬉しかったです。
無添加の石鹸素材に、今回は先生のオリジ
ナルで乾燥の塩麹を入れました。
季節によったは、米ぬかやよもぎなども
使うとか。
ハーブはローズマリーとカモミール。
これまた大好きなハーブが入ってて、
3週間後の完成が待ち遠しいです。
(3週間かけて完全に乾燥させるのです。
 麹も入ってるし、カビが発生しないように)

写真の白いのがバブ。次の日には完全に固くなってます。

四角いのは石鹸。形は不揃いですが、これで全身洗えるそうで、計12個出来たので、試したい方はお知らせを~

終了頃に小さいお菓子とハーブティーを出してくださいました。
お茶はこの季節とっても重宝する、ネトル・エキナセア・エルダーフラワーのゴールデンブレンド。

帰る前に荷物をちょいとロッカーに入れ、温室へと走りました。
ハーブ園もちらっと寄りました。こちらフェンネル
ラベンダー 強風の中で頑張ってました。
タイム、、、これも地を這うように、、
 温室ではブーゲンビリアが花盛り~
 この方も水々しく元気(お名前失念)

2013/02/03

りんごと玉ねぎのチャツネ

英語では / chutney 
欧米では、果物や野菜にビネガーや砂糖、スパイスを加えて仕上げ、瓶詰めにして様々な料理のアクセントとして使ったり、そのままパンに付けたり多様出来るジャムみたいなもの。

私事ですが、この20年ほどずっと関わっていたある仕事に少しの区切りが付き、その解放感でなぜか細々としたものがしたくなっています。で、チャツネづくりに着手!?
チャツネは時間と余裕がないと作れません。でも一旦作ると保存出来るのでカレーに入れたり、レーズンを加えてサンドイッチにしたりしています。

で、このチャツネ
レシピは、← のから。
京都の酢の老舗「孝太郎の酢」の孝太郎さんがお奨めされてて、、、で購入。
著者の こてらみや さん(フードコーディネーター)も京都の方みたい。

 日々の食卓に役立つ保存食の作り方がたくさん載っていて、
こんなんを作っておくと、忙しくても少し加えるだけで食卓が豊かになること請け合いです。

レシピによると、スパイスは 月桂樹、カルダモン、クローブ、シナモン、唐辛子、生姜、にんにく。生の生姜、にんにくは以外はドライでホールのまま。

煮詰めていくと少しねっとりとして、玉ねぎとリンゴの甘みとスパイス、、たっぷり入っている酢と白ワイン、、
全体が絡み合い、なんとも言えないハーモニーを醸し出してます。
スパイスは入れたままにしておくと、どんどん香りが強くなるそうで、ほどよい時期に取りだしておくのがいいそう!煮ている間は、けっこう酢の匂いでむせそうになります。

 

ビールが美味しい季節なったら、玉子と玉ねぎのピクルスを作ろうともう考えてます。

今回、りんごは紅玉を使用。6個くらいかな。
他に庭のレモンが皮と共に入ってます。

私がこのチャツネに出会ったのは英国です。
初めてホームスティしたお宅で、お弁当を作ってくれるのはきまってチャツネとチェダーチーズのサンドイッチでした。
最初はこの一見甘いはずのジャムなのに、酢の薫るスパイシーな味に驚いたもの、、、でも次第に大好きになりました。

サンド以外は、おつまみとしてクラッカーにのせたり、お肉料理にも。特にポークソテーなんかに合うと思います。



英国の定番 Kingsmillのパン 
これと玉子のサンドが定番だったなぁ。玉子サンドには必ずセルフィーユかイタリアンパセリが入ってたっけ・・・。
当時の Landlady のJulieは私より1歳年上の(ちょっと口うるさい)お姉さんのような存在。共働きで、職場はロンドン、家を郊外に買って、、、といった典型的な若いカップルでした。実はそんなに料理に凝る訳でもなく、、
でも手作りチャツネは切らさないし、お鍋で作るフルーツケーキも必ず日曜に焼いて、一週間で食べきっていました。イギリス式倹約だと思います。ささやかな日常。質素だけど豊か、、そんな印象です。

そんな思い出の味ですが、本場インドでは更にたくさんの種類のチャツネがあるそうで、料理の薬味のような役割らしい。いつかインドに行ってまた違うチャツネにも出会いたいなぁ。

2013/01/18

新年のお酒 屠蘇(とそ)

遅ればせながら新春おめでとうございます。
新年が始まって早2週間もすぎ、次の土曜は上弦の月、
日曜(20日)は大寒ですね。

元旦は体調を崩し何も食べなかったのがデトックスになったのか、次の日からはケロリと治り、その後ご馳走三昧でありがたいのか、胃腸にはまた迷惑なものなのか、、、。
とかく年末年始の食べ過ぎ飲みすぎから来る不具合から風邪をひいたりするパターンって多いですね。

屠蘇は「邪気を屠(ほふ)り、心身を蘇(よみがえ)らせる」と云われています。
また、「悪鬼・疫病を治し、邪気・毒気を払うとされて、一人でこれを飲めば一家に疫なく、一家でこれを飲めば一里に疫なし、元旦にこれを飲めば一年間病気にかからない」との事。私が持っている中医学の辞書によれば、屠蘇散というのが正確なようです。

その処方は薬師によって、また地域によって違うそうですが生薬が主体です。
わが家は、特に私が大好きなので辛口純米酒(今年は佐賀のお酒で)に漬け込み、夕げの食後にほぼ毎晩飲んでいます。甘くするのは好みではないのですが、ほんのり本みりんも加えます。

調合されている薬草はだいたい7~10数種類。
主なものとして、

紅花(ベニバナの花びら)・・・・ 血行不良、風邪予防など、
浜防風(ボウフウの根)・・・・ 風邪予防など、、
蒼朮(ソウジュツの成熟果実)・・・・ 風邪予防など、
陳皮(ミカンの皮)・・・・ 冷え、風邪予防など
桔梗(キキョウの根)・・・・ 胃腸を整える、など
丁子(クローブの花蕾)・・・・ 胃腸を整える、など
茴香(ウイキョウの葉や種)・・・・ 消化促進、など
大茴香(ダイウイキョウ/スターアニス(八角)・・・・ 胃腸を整える、など 
甘草(カンゾウの根)・・・・ 消化、痰のきれを促す、風邪予防など
桂皮(ニッケイの樹皮)・・・・ 身体を温めてくれる、など
蜀椒(サンショウ(山椒)の実)・・・・ 胃腸を整える、冷え予防、ななど
白朮(オケラの根)・・・・ 冷え予防、、、などです。

身体を温め、胃腸の働きを助けたり、風邪の予防などに適する作用がある生薬が含まれるのが一般的だそうです。

今年もいつもの漢方薬局から求めた屠蘇散で、無くなるまでちびちびやります。
各家でもその作り方は違うでしょうが、甥たちはわが家の屠蘇が大好きらしく何杯も飲もうとするので今年も多めに作りました。

今年1年の皆さんの健康をお祈りします。
(外はしんしんと雪が積もっていますよ)