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2011/12/17

冬の定番 軟膏づくり

この時期はせっせと保湿系のクリームづくりが欠かせません。


 

マカデミアナッツ油に、

カレンデュラの花びらを漬け込み、
2週間かけてその成分を抽出します
陽の当たるところにおいてね。
                                            
花びらを濾して遮光瓶で保存。

もともと少し黄色みのあるオイルに
オレンジ色が加わった
浸出油(インフューズドオイル)
が出来上がりました。

そのオイルをみつろうと一緒にして作りました。

リップクリーム型に入れてもいいし、小さな軟膏入れでもよし。
みつろうの量で柔らかさの調節も出来ます。
これに精油もプラス。 
フランキンセンス、パチュリー、サンダルウッドやラベンダーを
   
更に、セント・ジョンズ・ワートも加えた浸出油も作成中
日々のケアや風呂上がりのマッサージにも。

2011/11/24

スパイシーなホットワインを

欧米をはじめいろんなとこで飲まれていますね。
Mulled Wine, Hot spice wain punch は英語
vin chaud はフランス語
Glühwein はドイツ語

ワインをアレンジした飲み物、けっこうありますが
この季節はやはりホットワインかな~ 
赤でも白でも 安価なワインで美味しく出来ます。
甘くするのは私好みではないですが、風邪ひき始めなど甘目も美味しい。

赤ワインには… 
シナモン、クローブ、ナツメグ、バニラ、オールスパイス、スターアニス など
白ワインには… 
カルダモン、ローズマリー、ミント など
ローズヒップやハイビスカス、ローズのティーを入れて優しく色づけしてあげるのもいい。


どちらにも相性がいいのは、ジンジャー(生姜)や果物類(林檎やオレンジ、レモンなど)をスライスなど。
私は林檎やオレンジ、クランベリーやレモンのジュースも入れたりします。

風邪のひき始めやちょっとしたアウトドア(たとえばスポーツ観戦や長めの散歩)にもいい。

ポイントは沸騰させないこと。

甘味を足したい時は蜂蜜やきび糖などがおススメです。林檎を煮たものを加えることもあります。

もう10年以上前、オーストリアからのアーティスト軍団 Whochen Klausur が福岡で滞在制作をしたとき、クリスマス~年越しまでご一緒しました。
彼らのレシピは、更にウオッカやラムを火を止める直前に加えるというものでした。そのレシピはまた追加します。
その時初めてオーストリア式クリスマスを体験したのだけど、大きなもみの木に飾り付けをしたり楽しかったなぁ。


イギリスやアメリカのレシピ見てたらやっぱりブランテーとか入れるって書いてあるし、やはりあちらはアルコールに強い方が多いんだな~なんて思ったりしてしまいます。寒いってこともありますね。

2011/11/11

あっという間に11月 そろそろ冬支度

ずいぶんご無沙汰してしまいました。気が付いたらもう11月。
好きな季節だけどあっという間に過ぎますね。
気ぜわしい中でしたが、少人数の会でハーブのお話をさせていただく機会を2回設けました。
和を広げてくださった皆様ありがとうございます。

やっと少し寒くなってきましたね。PC作業も手がかじかんできます。
カレンデュラのオレンジ色を見て元気になってください。
キレイでしょう~!トウキンセンカ、またはマリーゴールドとも呼ばれています。
この写真は糸島のハーブ園で撮りました。
この花びらにいろんな成分含まれてます。 詳しくは コチラ 
皮膚の修復機能に富み優しく作用します。
友人・家族が待ってくれているので早くリップクリームつくらなきゃ!

という事でハーブブログもまた活発化させていくのでどうぞ宜しくお願いします。

2011/09/11

食べて元気な9月を!

この何年か関わっているアジアの映画を特集する映画祭 の仕事が只今佳境です!
なかなかブログの更新が出来ませんが、ハーブティーやオイル等が
日々の頼りであることは変わりありません(もう頼り切ってます)!

今週からは臨時の事務局で仕事をするので、空気清浄のアロマスプレーや、
寝不足やイライラのためのハーブスプレーを携えたいと思っています。
私の体調を気遣って友人が時々メールをくれます。
それは旬のものを食べてるかい?というものです。
はい なるべく 野菜や果物も ご飯も魚・肉も
食べることが何より好きなのに…忙しさに負けずに食べます。

cobaco … ハーブティーがいただける美容室&カフェ

ハーブについてお話出来る友人や知人って、
私にとっては本当にありがたいものです。
情報交換になるし、自分の興味の枠を広げる事も出来る。

最近知人が、ステキなお店をオープンされた。
ハーブティーや優しいお菓子を出すスペースと、美容室が一つになった
とってもゆるりと出来るお店だった。

お店の名前は cobaco 店名の由来は聞き忘れたけど、
ハーブカラーで髪が生き返りましたよ!

店主Tさん自らブレンドしたハーブティーも優しい風味で
少し風邪気味だったその日のコンディションにぴったりだった。


お店が入っている建物(アパート?)もとってもいい雰囲気。
一番奥がcobaco さん。
1階部分は他に、カフェや家具屋、日本料理店など個性的なお店があり、
上は住居らしいです。中央区の西鉄沿線、薬院駅と平尾駅の中間くらいかな。




こんなところもなんだかオシャレ。                    美容室は予約制かな。                      
またハーブ談義に寄りたいな。

Mさんのお菓子も食べたいし。                  いただた、クルミの黒糖衣とレモンケーキ…  
すっごく好みの味でした。


2011/08/06

紫蘇が大量に…

何にでも入れたくなる紫蘇(シソ)。
青紫蘇の葉は大葉(オオバ)とも呼ばれてますね。

もう大量にわんさか伸びて、後は昆虫君たちの餌食になるだけだったので
思い切って夜中に(最近仕事が遅くって)、
ジェノベーゼ風にしました。
と言っても、オリーブオイル、ローストした胡桃を入れてフードプロセッサーかグラインダーでペースト状にするだけ。あとは冷凍庫へ。

シソ:紫蘇 
学名Perilla frutescens var. crispa
シソ科。漢方では「蘇葉」(そよう)と呼ばれ、整腸作用や解熱、食あたり・下痢の緩和などに用いられてきた長い歴史がある。その殺菌力から、刺身などによく添えられる。他に、血行を促進し、咳を抑え、痰を切るといった作用があるとされる。ビタミン、カロテンなども豊富。
赤紫蘇はその色からもわかるように、アントシアニンが豊富。血液や血管の健康に役立つ。

友人から嬉しいメールが、、、。なんとジャパニーズ・コーディアルを作ってくれたそう。
そう、赤紫蘇のコーディアル。
待ち遠しいな!

2011/07/31

ロータス真っ盛り!

平和台のお濠のハス(蓮): Lotus と、
美術館側入り口付近の睡蓮が真っ盛りです!
もうぎっしり咲いてます。というか葉が成長しすぎて花が見え隠れしてます。
我ながらベストショット 先が少し薄紅なのがカワイイ!
開いたらより白っぽくみえます!
こんな風景、毎年楽しみ。
ロータスについては2010/6/4のポストをご参照ください。
遠くに福岡ドームやタワーもかすむ夕暮れ。

最近更新が遅れててすみません。
忙しくしてますが、ハーブ系の講座も3つやらせてもらいました。
ゆっくりアップしていきます。

2011/06/12

西洋菩提樹茶でリラックス


ついに
梅雨本番ですね。

ジメジメして
これに暑さが
加わると…

なんとか
乗り切って
いきましょう!




こんな季節、個人的には、実は嫌いではありません(笑)
むしろこれから始まる夏に向かってワクワクなのです。

ところがこのところ、仕事やその他でバタバタ。体調もイマイチ。                                                 
何とかやり過ごしてはいたものの、やはり気持ちの持ちようが大切ですね。


そんな時友人から嬉しいお土産をもらいました。      

スペイン産のリンデン茶。 
Good Night Tea としても有名。

リラックスさせてくれる甘い香り。

熱々のお茶を少し冷ましてから飲ん
でますが 香りが更に引き立ちます。
 
スペインでも多用されてるそうで、
あの太陽のように明るい
カタルーニャ の人々も、
落ち着きたい時あるんだなぁ などと(当り前か!)
考え、にやにやしてしまいました。 

その花も葉もゆったり優雅できれいです。


リンデン:Linden(西洋菩提樹) 学名: Tilia europaea
シナノキ科 花部・葉部
寝る前にゆったりと、緊張をほぐすのに最適。心身を落ち着かせる鎮静作用がある。
発汗で風邪のひき始めにも。利尿作用で高血圧系の方にも。
お年寄りから子どもまで作用がやさしいハーブ。
精油は、香水にも使用されている。

2011/05/26

春の霧立ち越え トレッキング

去年から参加させてもらっている、諸先輩方が主宰されているトレッキングの会。
学生時代、山岳部やらワンダーフォーゲル部などを経験されているつわもの揃い!

五ヶ瀬町からの霧立越えは、その昔平家の落人が椎葉に逃れたといわれる
尾根伝いの古道で、熊本と宮崎の県境にあります。

明治10年4月には「西南の役」で西郷隆盛が率いる薩軍が人吉まで軍を引いた時も
この尾根伝いだった等々、その背景もドラマチック。
所謂山登りとは違って、急な勾配は少ないけれど、やはり山道なので~
その昔、馬も行きかい、その背で塩や米を運んだと聞きます。
当時の苦難が偲ばれます。

昨年秋は、それはそれは落ち葉だらけでしたが、
春真っ盛りの今回は、九州最大のシヤクナゲ群落地など、高山植物の群落を
見るのが楽しみでもありました。
ところが、今年は通常の「霧立ち越えコース」と、近年発見された「幻の滝コース」に
分れて臨む事になりまして、、、私は後者に属されました。


滝は大好き!
でも下りが苦手な私はサポーター
も数種用意。しっかり膝のケア。


霧立ちを知り尽くしたガイドの方が
いらしたので、

山の中の道なき道を下り、
本格的な下りから約45分。

杖も途中で置き去りにし、 
とにかく手と足をフルに
使って下りました(汗)。



            




清々しい滝の音が
聞こえてきました。

なんかすごい高低差です。

持参したお茶は、
ハイビスカス
ローズヒップ
ミント
ステビア のブレンド。
疲労回復に最適な酸っぱさと
少々の甘みが効いてます。






今年は雨が少なかったので
これでも水量が少ないそう。



実際、滝の真下に来ると
そのマイナス・イオン効果で
爽やかな風が吹くようで、、

ガイドをしてくださったAさんが
途中で採取した葉っぱ
(名前忘れ~)で、
おひたしやら、コーヒーやら淹れてくださり
しばし癒しの時間。



次の日は普段使っていない部分の筋肉痛もありましたが、いい疲労感。

自然の中にいると日常のゴタゴタから解放されますね。

2011/05/05

ママのための・・・ 癒しのハーブティー講座



昨年も参加した乳幼児をもつママ向けアート講座。
ママと子どものアートじかん」 で、
6月の暑い時期ですがハーブティーについてお話します。

ママとこどものアートじかん2011
  6月28日(火) 10:10~11:40 

  ◇第1部: オトナ女子のための仏像入門~ 九州・寺めぐりのススメ
    講師: 山木裕子(福岡アジア美術館学芸員) 

     ◇第2部: 癒しのハーブティー
         講師: 松尾美紀(ハーバルセラピスト/biruherba)
 
        募集: 親子12組  
        参加費: 1500円(ハーブティー付き)/2講座分
        会場: バリカン  

      詳しい申込などコチラをご覧ください。ブログもあります!


この一連の講座は乳幼児を持つママやプレママが対象です。
美術館滞在作家と直接触れ合うワークショップや、実際に美術館に行ったり
プロの写真家の講座など、幅広いラインナップです。
お好きな講座にチャレンジしてみてください。

2011/04/28

強烈なティダの下 鮮やかに咲くアカバナー


 そうです。
 ハイビスカス
  in Okinawn dialect
 メディカルハーブの領域では
 ローゼルとも呼ばれてます。
 ティダは太陽!

 仕事の視察を兼ねて、久しぶり
 の沖縄へ。

 わが家では小さな苗木を大事に
 大事に過保護に育てているのに
 現地ではどこでも強烈な存在感
 で、咲き乱れている
 アカバナーたち! 
 こちらは観賞用のハイビスカスです。



              花が白けて見えるのは、 太陽光線が強いため。

ところで 国頭郡東村をご存知でしょうか?
沖縄北部に広がるやんばる(山原)という、山や森林などの大自然地域に
位置していて、マングローブ林をシーカヤックで~なんていう観光案内を見たこと
ありませんか? 沖縄本島のエコツーリズムではけっこう有名。
そしてあの宮里藍さんのご実家もあります。

今回は、その東村で カナンスローファーム という、循環農業に取り組んでおら
れるご一家が経営されているゲストハウスに宿泊。
ゲストハウスは今年の1月から始められたばかりだそうですが、
目の前は平良湾。 お食事もファームで採れた野菜や飼育されている豚など。
手作り感の残る室内。あたたかい照明とテレビの無い夜。
このファームに関しては後日また詳しく書きたいと思います。

ディナーをいただいたテーブルから見た庭のあずまやとその先の海辺

やんばるを走って
いると、こんな標識
にも出会います。

亀と
やんばるくいな。

どちらもひょいと
出てきたり
するのでしょうね。

植物や生き物の宝庫ですからね。


さてローゼルですが、今回はガクを乾燥させたお茶をいただきました。
クエン酸が含まれていて酸っぱくて美味しい、私の夏の定番ティーでもあります。
そう熱中症対策や疲労回復に。
ガクはハイビスカス本来の花の香りの少し漂う(と私は感じます)酸味。
はもっとストレートな(そう、少し梅干のような)酸味。

どちらもローズヒップやミントなどとブレンドしてカフェなどでもよく出されてます。
今朝はマテローストとブレンド。
代謝を促し、抗酸化作用も高く、この酸っぱさで体も元気になりますよ。

ハイビスカスの各論は前回の投稿をごらんください。

2011/03/17

緊急時や災害時にハーブが出来る事

本当にこんなひどい災害が起こってしまい、
大きな不安や哀しみに覆いかぶされたような気がしています。
日頃ハーブだ、アロマだとか言ってても何も出来ない、、、無力感も漂いました。

でもこれからなんです。皆が一丸になって復興支援をするのは。
そして、、よーく考えると、こんな時こそ役立ててもらいたい。
皆が混乱して不安の中にいます。
とりあえず、ラベンダーチンキを活用したものを作り東京の友人達へ託しました。
それは友達からのリクエストでもありました。
リラックス系です。
頭痛が少し和らいだとか有難い返事をもらいました。

被災地にはまだまだこのよなものは届けるすべもありませんが、
それでなくても大きなストレスを抱え込んでらっしゃると思うと、、、心配。

でも古くから薬草としての役割も大きいハーブ等の効能をやはり信じたい。
それでなきゃこの活動をやっている意味ありません!

眠れないときに入眠環境を整えてくれる、上述したラベンダー。
リンデンやカモマイルティーもいい。
セントジョンズワートはそれに付きまとう不安も和らげてくれる。

ティートリーやユーカリは消毒・抗菌効果抜群なので、
精油を水で割って使ってもらいたい。

ミントは万能ハーブ。ティーにする場合、どんなハーブともたいがい相性いいです。
胃腸の具合をととのえ、気分を変えてくれる。

オレンジフラワーティーや精油は気持ちを明るくしてくれる。
疲れた体にも作用してくれる。

ずっと被災地の情報がニュースで流れてきてテレビ見てるだけでくたびれてしまいます。
支援組も心配や不安に襲われてます。
私はずっとラジオを聞いてます。いい音楽流してくれてます。


本来ならば被災地に行って、せめて寄り添いたい。

辛い試練が次々と襲い試されてるような気もする、、、
でもそう思うのは生きてるからこそ。
被災した方々も、救助活動に携わっている方々も、、、
今は生きるいてほしい。
生きましょう。 皆で生きる。

そして、、、小さな希望の光を皆で見つけていきましょう。

2011/03/04

苦いけど... 効きます!クセになります!

アーティチョーク 
イタリア料理にもよく出される野菜ですが茹でたり、焼いたり、ピクルスにしたりワインにぴったりですね。(食材としては 若いつぼみの部分=花托 を使用)

肝臓の調子を整える作用を持つので、
利にかなってるなぁと。

メディカルハーブとしては、乾燥させた
葉を使い、主にティーでいただくのが
多いかな。
私はチンキ剤も作っています。

グリーンフラスコの林先生にお奨めの
ブレンドを聞いたところ、ミントだそうで
試してみたら、、、
あの苦味をミントの清涼感が和らげてくれるような、スッキリしいい感じ。

先生は「フランス料理屋にも提案した」とおっしゃっていたけど、そりゃいいなーーと共感した次第です。エスプレッソもいいけど、こんなディザーヌあったらいいな~

初めて飲む方は、にがっ!と思うでしょうが、なぜだかまた欲しくなってします。
その苦味こそが効くのです。食欲不振など胃腸の調子を整えるのには即効性
ありです。
私にとっては、正にお助けハーブで飲むとすぐに「整えてもらっている」感が体に
バンバン伝わってきて、ミントと共に、もう欠かせません!

イタリアにはアーティチョーク由来のお酒 "CYNAR" というもあるそうで、、、
いつか飲んでみたいな。

最近は日本でも見かけます!
アーティチョーク Artichoke 
学名: Cynara scolymus   
和名: チョウセンアザミ
キク科/葉部使用
解毒作用/消化促進/肝機能向上
葉に多く含まれるシナロピクリンが
苦味成分として消化を高め、肝臓や
胆嚢の機能を向上。
苦性健胃剤。

2011/02/21

ハーブティーを愉しむ in 大川

筑後地方はこの日薄日が差していて、少し春の香りがしていました。

シチリアの片田舎にあるようなパティオのある赤レンガの建物の中の
木の温もりのあるカフェ・ド・ロッソさんでティーの話をさせていただきました。



皆さん熱心に耳を傾けていただきありがとうございます!
そしてたくさんお話出来て嬉しかったです。


茶剤は2種用意。
季節ブレンド: ダンディライオンネトルエルダーFRヒップ
ゆったりブレンド: ウスベニアオイラベンダーミント

植物の力、自然の力ってすごいなと最近つくづく感じます。

私ってやっぱり、子ども時分からハーブ・薬草などが近くにあったみたいです。
祖母や母も多用していたのだなと今回改めて感じました。
このような会を開かせていただくにあたり最初に企画書を書く段階で
まず自分の身の回り、近しいハーブから選んでいくと、
自然とそんなことが浮かんできました。
ぜひ、身の回りの親しいハーブから、色々試していただきたいです。

カフェ・ド・ロッソさんからはこれまた素敵なデザートプレートのおやつ付!
店主のOさんありがとうございます。
ゆったり静かな土曜の午後の時間が過ごせました。


2011/02/15

春に向けて 緑ぎっしり!

ネトルです。
あのアンデルセン童話『白鳥の王子』にも登場する西洋イラクサです。

白鳥になってしまった兄達の呪いを解くために
妹の王女が必死で紡いでいた麻束こそ
ネトルだったんだー!
" 手が血で染まっても紡ぎ続けた" と
書いてあったように記憶してますが、
なるほど、ネトルには葉と茎にトゲがあるのです。

アイヌ民族もこの茎からとった繊維で布を織っていた
らしく、「アイヌ衣(ごろも)」という形で民族博物館で展示されましたっけ。

今回はチンキ剤を作りました。
アルコールで成分を抽出させるやり方で、水溶性と脂溶性両方の成分を抽出する事が出来ます。出来上がったら遮光ビンに入れ、もっぱらお茶に加えています。
たくさん含れる葉緑素(クロロフィル)、ビタミン、ミネラルは浄血作用があり、
これから春に向ってアレルギーをお持ちの方への体質改善にも活用されてます。
茶剤では、マルベリーとブレンドして和菓子のお供になんてけっこうマッチします。

ネトル NETTLE
学名: Urtica dioica 
和名: 西洋イラクサ イラクサ科/葉部使用
利尿作用/浄血作用/消炎作用
有効成分の相乗効果により浄血・解毒ハーブとして有名。
葉緑素、フラボノイド、カロチノイド色素他、たくさんのビタミンやミネラル
(鉄、ケイ酸など)を含有。ヨーロッパでは、春先に向けてのアレルギー
体質改善の「春季療法」に用いられている。貧血予防にも。

グリーンフラスコの林真一郎先生の近著「カラダを元気にするハーブ&野菜
に載っているレシピで自然塩と混ぜたものが紹介されてましたが、
近いうちに作ってみようと思います。

2011/02/04

大川のステキなカフェで「ハーブティーを愉しむ」講座

家具の町大川市。  この度ご縁があり、
ハーブケアレッスンを開催する事になりました。

◆初めてのメディカルハーブ・ケア講座 
 『 ハーブティーを愉しむ 』
 
 日  時: 2月19日(土)15:00 〜 (約1時間程度) 
 参加費: 1,500円(ハーブティー付き)
 定  員: 最大15名

お馴染みのハーブティーについて、
「せっかく飲むなら有効に飲もう!」という事で
その選び方や、飲み方、淹れ方からなぜハーブが役立つのか等、
日常に取り入れ易い形で紹介したいと思っています。

大川は本当に久しぶりに訪れます。
市の木は「桐」だそうで、さすが家具の町ですね!

木の香りが漂うイメージです。春の息吹も見つけられたらいいな。
とっても楽しみです。


皆さまのお越しをお待ちしています。
どうぞ宜しくお願い致します。
ゆっくりとした午後のひとときをどうぞご一緒に。

2011/02/03

ベリーベリーベリー

この時期、果物はリンゴばかりですが、イギリス土産に
大好きなベリー類のお茶を友人からいただきました。
イギリスに少しでも住んだ事ある人なら誰でも知ってる
Sainsbury(セインズベりー)という大手スーパーのオリジナル商品!

Strawberry 苺/バラ科
     ・・・ ビタミンCたくさん
Raspberry キイチゴ/バラ科
     ・・・ フランボアーズ
Cranberry ツルコケモモ/ツツジ科
     ・・・ 泌尿器系に◎
Blackberry ブラックベリー/バラ科
     ・・・ 消化器系に◎
Blueberry  ブルーベリー/ツツジ科 
     ・・・ アントシアニン機能◎ 
        眼精疲労、視力回復にも!
Acai Berry アサーイ/ヤシ科
     ・・・ 鉄・カリウムも多い! 
        アマゾンの神秘な食物

ベリーは多肉質の小果実の総称で、
漿果(しょうか)とも言われています
(アサーイだけベリー類ではないですが)。

どれも植物の色素成分やポリフェノール:ベリー類は特にアントシアニンの含有量が多く、ビタミン・ミネラル、そして植物繊維も豊富。

pic from: A Book of British Cooking & Recipes

私はベリー類が大好きで、
イギリス時代は夏に
← Summer Pudding という
ベリー詰め合わせのよなスイーツが
大のお気に入りでした。
ベリー摘みもよく連れて行ってもら
いましたっけ。
夏の伝統的なデザートです。




ポリフェノールは、ご存知の通り抗酸化作用がよく知られています。
熱にも強く、壊れにくく、ただ皮の部分に多く含まれているので、
果物などを食べる際は皮ごと食べられるものがいいですね。またその種類や作用も多種多用!
私はもっぱら赤ワインで、、、その効能をいただいてます。

このお茶は一度にたくさん作り、スポーツドリンク代わりにウォーキーングに持って行ってます。
もうっ 香りがたまりません!

2011/01/07

寒い寒いこの時期は

新しい年も始まりまして、
今年も元気一杯(!)ハーブな生活を送りたいと思ってます。
どうぞ宜しくお願い致します。

このところ寒いですね。ちょっと油断したら風邪をひいてしまう感じです。
私は、風邪をひかないんです!この10年近く、本格的な風邪はひいてません
、、、、というのが自慢だったのですがそれは慢心でした。

なのでちょっと風邪っぽいなという時の手当ては色々習得しています。
お茶だと、やっぱりこの辺のラインナップになりますね。

エキナセアは免疫力アップハーブの代表格。
元々北米原産でネイティブ・アメリカンなど先住民が伝染病や毒蛇に咬まれた時
にも使っていたといいます。北米ではほんとに多用されてますね。
それが後に(19世紀末頃)ヨーロッパに広まったんですね。
即効性が期待できるハーブとして、ちょっとおかしいなと思ったら、
チンキ剤を水で割ってうがいしたり、お茶で飲んだりと日々多用しています。

右の Cold Care Tea はその通り、風邪によいハーブのブレンドティーです。
粘液質で発汗作用のあるエルダーフラワー
同じく免疫力アップや発汗作用のあるヤロー
更に鼻の通りをよくしてくれたり万能ハーブのペパーミント
去痰などに有効なヒソップなど、いい感じでブレンドしてあります。
少し甘みを加えてあるのも良いところ。
私はその時の症状によって、これに生姜のジャムを入れたり、
柑橘系をひと絞りしたり。

エキナセア: Echinacea
学名: Echinacea angustifolia, E.pallida, E.purpurea
キク科 地上部、根部使用
免疫賦活/創傷治癒/抗菌/抗ウィルスなど
風邪やインフルエンザ、膀胱炎などの感染症に作用する。
治り難い傷には外用にも用いる。